東京は数日前から雨続き。
我が家の布団たたきのカエルさんの出番もなくなり、すっかり
肌寒くなってしまったのでごま猫もピトっと密着状態だ。
去年あたりから、都心の病院に行くとき等、タクシーを利用する
機会が増えた。
地元新潟ではタクシーはよく利用していた。
飲み会が好きだったのだが、実家も一人暮らしのアパートも
バスや電車で帰るには少し不便なところだったし、何よりも終電
や終バスの時刻を気にして飲むのが嫌だったのだ。
飲んだ後の贅沢感もいいし、地名をいうと黙っていても眠って
いてもすっと最寄まで運んでくれる便利さがよかった。
でも去年までは東京ではなかなかタクシーには乗らなかった。
理由はいろいろあるけれど、その一つが「道」だ。
道を知らないから。
なんで客が道を知っていなければならないのかと思うのだが、
東京の運転手は必ず道を聞いてくる。
ただのルート確認で聞いてくる場合もあるが、道を知らなくて
聞いてくる場合もあるのだ。
初めて東京でタクシーに乗ったのは、確か友達と新潟から
泊まりで東京に遊びにきた時で、夜、都心のどこかでご飯を
食べて遅くなり、電車に乗るのが面倒で気軽な気持ちで乗った
時だ。
宿泊先「○○町の○○パルクまで」と言ったら、「どの道で行けば
いいですか?」「私達道わかりませんからお任せします」
結局運転手さんもわからず、友達と窓からホテルのネオンサイン
を探して、「あっちの方向に見えました!とりあえずあっちの
方向に走ってください!」といいながらやっとの思いで到着した。
「道を知らないでよくタクシーが勤まるねぇ」とその時は友達と
驚いていたが、もう長いこと東京に住んでいるオットやタクシー
の運転手さん自身から言わせると、広い東京、道を全部網羅
するのは不可能らしい。
またある時は、皮膚科外来の親睦会が新宿であって、同じ方向の
複数人で乗りあって帰ることになった。夜も遅いし、皆明日も仕事
なので遠慮なくそれぞれ家の前で降りることになり、私はルート上
一番最後になった。
住宅街をクネクネと走り、私の前の先輩が降りる時に、ここから
大通りに出る為の道順を説明していた。
「じゃあ、お疲れ様。また明日ね」と先輩が手を振り、去った後
タクシーは・・・・・動かなかった。
「で、どう行けばいいんでしょう」
とりあえず、大通りに出てもらえばわかると思うんだけど・・・
「○○通りに出てください」
「はい・・・そこへはどう行けば・・」
今、先輩が説明してたでしょうーーー!
「いえ、聞いていませんでした」
道順を運転手が聞いてなくてどうするーーー!
私だって運転手さんが聞いていると思って聞いてなかったよーー
「私、運転手になったばかりで、この辺も全然わからないんです」
だったら尚更、ちゃんと聞いていろーーー!
もしくは地図を出せぇーーー!
またはナビをつけろーーー!
とは言えずに私自身もひたすら焦った。
客自身道を知っていないと恐ろしい事になるんだと。
そしてある時は、オットと渋谷で飲んで遅くなりタクシーで帰った。
ルートを説明し、「○○(地名)○丁目の交差点を右折に入って
ください。その辺りはわかりますか?」とオットは淡々と運転手
さんに説明した後、ぐーと寝てしまった。
今日はオットが同乗しているので安心。
窓の外の夜景を眺めながら、ぼぉーっとしていた私。
どの位時間がたったのか、ある時道路頭上の青看板を見て
「ん??」と思った。
「過ぎてないか??」
でも確信がもてないので、しばし様子を見る。窓の外の風景を
必死で見るが見覚えのある目印があるわけでもない。
青看板を何枚か通り過ぎやっとおかしいと確信が持てた時点で
オットを小声で起こした。
「○○(地名)って書いてあるけど、通り過ぎてるってことだよね」
朝はあんなに起きないオットががばっと起き、
「運転手さん止めて。だいぶ過ぎているじゃないですか。
あなた道もわかるし、場所もわかるって言っていましたよね。
メーター止めて。戻って。」
「あ・・・いや・・・見過ごしました・・・」
「見過ごしたといっても、○○からだいぶ先ですよ。わかりづら
かったら確認したらいいじゃないですか。」
こういう場合はメーターを止めてもらい、運転手さんが間違えて
無駄に走った分の料金は払う必要は全くないらしい。
これも私が道を知っていればこんなことにはならなかった話。
それ以来、また駅から歩く距離を確認するのに地図をよく見る
ようになった。この年になった今もこんなところで予習復習。
というか、本題のメモ魔2に入る前のタクシーの話が長くなって
しまったので、明日へつづく・・・
ごめんなさい。
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