サーターアンダーギー
私はサーターアンダーギーが好きである。
沖縄のお菓子である。
ドーナツを丸めたようなお菓子で、私にとっては懐かしい母の味。
沖縄になんのゆかりもない家系だが、子供の頃に母がつくって
くれるドーナツは、「爆弾ドーナツ」と命名していたように
穴の開いてない、丸い塊をした素朴な味のドーナツだった。
サーターアンダーギーはその味といい、少し硬めの歯ごたえと
いい、母のドーナツを思い出す。
近所のパン屋さんで、このサーターアンダーギーを売っている
お店が1軒ある。
ここのパン屋さんで買い物をするときには、だいたい6つ入りの
袋を買ってきては、一人のお昼ご飯の時やオットの帰りが遅くて
夕飯まで空腹が持ちそうも無いときなんかにつまんで食べたり
している。
悪天候続きで買い物に行かなかったため、今朝のパンがなかった。
というわけで、朝食にサーターアンダーギー登場!
いつも我が家の朝食は、「朝から腹いっぱいお腹に入れたくない」
という二人の希望に合わせて、1枚の大皿にちょこちょこと野菜
(サラダ)、蛋白質(卵、ソーセージ、ベーコン等)、果物一切れを
乗せたワンプレートスタイルだ。
オットは夕飯は普通に、ご飯や味噌汁やおかずを交互に食べるの
だが、何故か朝食は1品集中型で1種類を完食しては次の
ものを食べてゆく。
前に不思議に思って聞いてみたとこがあるけれど、ねぼけて
頭が働いていないので、どうも無意識にそういう食べ方になる
らしい。
しかし朝からサーターアンダーギーはちょっと油っぽくて甘くて、
しかも少し日が経っているためにやや乾燥気味で、食べると
ぽふぽふと口の中の水分を吸い取られてしまう・・・・・
今朝はトマトすらなくて、水気のある野菜のおかずがなかった為に
余計口の中の水分がとられるメニューだったのだ。
サーターアンダーギーにぽふぽふと口の中の水分を取られ続けて
いた私は、いつも余るコーヒーが足りないぐらいだった。
ふとみると、隣のオットはコーヒーは波々とそそがれたままで、
一口も飲んでいない。
プレートのハムエッグは完食されて、箸で持ったサーターアンダ
ーギーをひたすら口の中でもぐもぐもぐもぐ噛んでいた。
無意識ながら格闘中。
もぐもぐもぐもぐ・・・もぐもぐもぐもぐ・・・・
「口の中の水分取られない・・?」
「お」
気づいたようにコーヒーに手を伸ばしたオットに、今のブログに
書いたと同じ感想を述べて、「ぽふぽふと口の中の水分がみんな
吸い取られているのに、見るとコーヒーが波々とさ~・・」と
言ったところで、オットは自分のおかしさにコーヒーを噴出しそうに
なり、
必死に鼻をつまんでいた。
・・・・・・・
今日もお仕事、お疲れサマです。
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